アポロ13号「奇跡の生還」助けたチェックリスト、3000万円で落札
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【12月1日 AFP】1970年の有人月飛行で事故に見舞われた米宇宙船アポロ13号(Apollo 13)を無事地球に帰還させた、船長直筆の計算式が記されたチェックリスト帳が11月30日、米オークションで39万ドル(約3000万円)で落札された。
この「月面モジュールシステム稼働チェックリスト(Lunar Module Systems Activation Checklist)」には、アポロ13号のジェームズ・ラベル(James Lovell)船長の手書きの計算式などが残されている。
ラベル船長ら3人が乗ったアポロ13号は、月に向かう途中で爆発事故を起こし、酸素と水が不足し温度も低下する中で奇跡的に地球への生還を果たした。米航空宇宙局(NASA)との交信記録でラベル船長は、「私の計算で地球に帰還できるかチェックしてほしい」と管制局に伝えている。
チェックリストは、テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)のヘリテージ・オークション(Heritage Auctions)で競売にかけられたアポロ13号ゆかりの品々の中で最高値がついた。ヘリテージ・オークションの歴史専門主任マイケル・ライリー(Michael Riley)氏は、「このチェックリストがなければ、アポロ13号の乗組員は自分たちの位置を知ることができなかった」「宇宙開発史上の失敗を、このチェックリストが偉大な成功に至らしめたと」と述べている。(c)AFP
【関連記事】アポロ13号「奇跡の生還」ゆかりの品が競売に、船長の筆算など
この「月面モジュールシステム稼働チェックリスト(Lunar Module Systems Activation Checklist)」には、アポロ13号のジェームズ・ラベル(James Lovell)船長の手書きの計算式などが残されている。
ラベル船長ら3人が乗ったアポロ13号は、月に向かう途中で爆発事故を起こし、酸素と水が不足し温度も低下する中で奇跡的に地球への生還を果たした。米航空宇宙局(NASA)との交信記録でラベル船長は、「私の計算で地球に帰還できるかチェックしてほしい」と管制局に伝えている。
チェックリストは、テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)のヘリテージ・オークション(Heritage Auctions)で競売にかけられたアポロ13号ゆかりの品々の中で最高値がついた。ヘリテージ・オークションの歴史専門主任マイケル・ライリー(Michael Riley)氏は、「このチェックリストがなければ、アポロ13号の乗組員は自分たちの位置を知ることができなかった」「宇宙開発史上の失敗を、このチェックリストが偉大な成功に至らしめたと」と述べている。(c)AFP
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