ロシア火星探査機から初めて応答、現在位置の特定は困難
このニュースをシェア
【11月24日 AFP】9日の打ち上げ後、予定軌道に乗れずに地球低軌道上で立ち往生し、呼びかけにも反応しなかったロシアの火星探査機「フォボス・グルント(Phobos-Grunt)」について、欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)は23日、同探査機から応答があったと発表した。
日本時間の23日午前5時25分にオーストラリア・パース(Perth)の地上局から送信機の電源を入れるようにとの命令を送ったところ、5~10分程度、探査機と交信できたという。探査機は遠隔測定データを送信してきたものの、その内容は判読しがたいものだった。また、現在位置については、極めて低く好ましくない軌道にあるために特定が困難だという。
だが、とりもなおさず、探査機は「生きている証し」を初めて送って来た。ESAは声明で、「ロシアのエンジニアと緊密に連携し、探査機との交信を維持するのに最適な方法を模索している」と述べた。(c)AFP
日本時間の23日午前5時25分にオーストラリア・パース(Perth)の地上局から送信機の電源を入れるようにとの命令を送ったところ、5~10分程度、探査機と交信できたという。探査機は遠隔測定データを送信してきたものの、その内容は判読しがたいものだった。また、現在位置については、極めて低く好ましくない軌道にあるために特定が困難だという。
だが、とりもなおさず、探査機は「生きている証し」を初めて送って来た。ESAは声明で、「ロシアのエンジニアと緊密に連携し、探査機との交信を維持するのに最適な方法を模索している」と述べた。(c)AFP