【10月13日 AFP】ドイツ航空宇宙研究センター(German Aerospace CentreDLR)は12日、自動車ほどの大きさのX線観測衛星「ROSAT」が今月下旬に地球に落下すると発表した。

 同センターがウェブ上に発表した声明によると、ROSATは、時速2万8000キロで今月20日から25日の間に大気圏に突入することが予想される。合計1.6トン、最大30個の破片が地表に降り注ぐ可能性があるという。

 大気圏突入の時刻と場所については、太陽活動が変動しているため正確に予測するのは困難であり、予定日についても前後3日間のずれが生じる恐れがあるという。なお、落下した破片が人に当たる危険はほとんどないと強調した。

 前月には、バス1台ほどの大きさがある米航空宇宙局(NASA)の人工衛星UARSUpper Atmosphere Research Satellite、重量6トン)が、米カリフォルニア(California)州沖の太平洋に落下している。(c)AFP