南米チリ沖で世界最大の「メガウイルス」発見
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【10月11日 AFP】フランスの研究チームは10日、遺伝子の数が1000を超える世界最大のウイルスを、南米チリ沖で発見したと発表した。
「Megavirus chilensis」と名づけられたこのウイルスは、チリのラスクルーセス(Las Cruces)沖で採取した海水から見つかった。宿主は不明。そのゲノムは、2003年に公式にウイルスとされたミミウイルス(Mimivirus)のDNAコードより6.5%大きい。
通常のウイルスはバクテリアよりずっと小さく、ウイルス自身では増殖できず、自己複製するために宿主の細胞に入る必要がある。Megavirus chilensisは多くのバクテリアより大きく、これまでに発見されたDNAウイルスのなかで最も複雑だという。
ポックスウイルスやヘルペスウイルスもDNAウイルスだが、フランス国立科学研究センター(CNRS)のジャンミシェル・クラベリ(Jean-Michel Claverie)氏は、Megavirus chilensisは人体に有害ではないようだと話している
Megavirus chilensisの発見報告は、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。(c)AFP
「Megavirus chilensis」と名づけられたこのウイルスは、チリのラスクルーセス(Las Cruces)沖で採取した海水から見つかった。宿主は不明。そのゲノムは、2003年に公式にウイルスとされたミミウイルス(Mimivirus)のDNAコードより6.5%大きい。
通常のウイルスはバクテリアよりずっと小さく、ウイルス自身では増殖できず、自己複製するために宿主の細胞に入る必要がある。Megavirus chilensisは多くのバクテリアより大きく、これまでに発見されたDNAウイルスのなかで最も複雑だという。
ポックスウイルスやヘルペスウイルスもDNAウイルスだが、フランス国立科学研究センター(CNRS)のジャンミシェル・クラベリ(Jean-Michel Claverie)氏は、Megavirus chilensisは人体に有害ではないようだと話している
Megavirus chilensisの発見報告は、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。(c)AFP