「目玉焼き星雲」、1万3000光年のかなたに発見
このニュースをシェア
【9月30日 AFP】宇宙がクォークのスープの中から生まれ、月は生チーズだと考えるなら、コレステロールの高い食べ物にちなんだ名前の星があってもいいはずだ。
欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)は28日、1万3000光年のかなたに発見した天体「IRAS 17163-3907」を、「目玉焼き星雲(Fried Egg Nebula)」と名付けたと、欧州天文専門誌「アストロノミー&アストロフィジックス(Astronomy and Astrophysics)」に発表した。
まさに目玉焼きそっくりの姿をしたこの天体は、中心の「黄身」の部分は直径が太陽の1000倍、明るさは50万倍という超巨星で、非常に珍しい「黄色超巨星」に分類される。何度も起こった爆発で放出されたちりやガスが、周縁部の「白身」を構成している。チリのアタカマ砂漠に設置されたESOの超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)で発見された。黄色超巨星はやがて、超新星爆発を起こしてその一生を終える。(c)AFP
欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)は28日、1万3000光年のかなたに発見した天体「IRAS 17163-3907」を、「目玉焼き星雲(Fried Egg Nebula)」と名付けたと、欧州天文専門誌「アストロノミー&アストロフィジックス(Astronomy and Astrophysics)」に発表した。
まさに目玉焼きそっくりの姿をしたこの天体は、中心の「黄身」の部分は直径が太陽の1000倍、明るさは50万倍という超巨星で、非常に珍しい「黄色超巨星」に分類される。何度も起こった爆発で放出されたちりやガスが、周縁部の「白身」を構成している。チリのアタカマ砂漠に設置されたESOの超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)で発見された。黄色超巨星はやがて、超新星爆発を起こしてその一生を終える。(c)AFP