植物を入れた気密室で生存できるか?英学者が挑戦
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【9月9日 AFP】英国の地質学者が今月、密閉された小部屋の中で植物の作り出す酸素だけを頼りに、48時間を過ごす実験を行う。
実験を行うのは英プリマス大学(University of Plymouth)のイアン・スチュアート(Iain Stewart)教授。今月16日から17日にかけて、特別に選ばれた植物の入った、約12平方メートルの風防ガラス製の小部屋の中で過ごす。部屋にはこの他、ハンモック、ノートパソコン、エアロバイクが持ち込まれる。
部屋には内外から光をあて、植物が光合成に必要なエネルギーを常に供給する。酸素と二酸化炭素の濃度は注意深く監視され、スチュアート教授はバイタルサイン(生命兆候)を確認するためのモニターを装着する。
スチュアート教授は「かつてこの実験を人間がやったことはない。植物が実際に人間を生かし続けられるか、魅力的な挑戦になるのではないか」と語った。
類似の実験は1770年代、イギリスの自然哲学者ジョゼフ・プリーストリー(Joseph Priestly)が行ったことがある。同氏はマウスを使い、植物の入った密閉容器の中でマウスが生存できる一方、植物のない密閉容器の中ではできないことを示した。
実験はイングランド(England)南西部コーンワル(Cornwall)州にある環境アトラクション施設「エデン・プロジェクト(Eden Project)」で行われ、BBCのドキュメンタリー番組向けに撮影される。
同番組のプロデューサーは「われわれは植物が地球上の生命を維持する上で果たす役割を見過ごしがちだ。われわれの生存に植物がいかに欠かせないかを、圧倒的で啓示的な方法で視聴者に知ってもらえればと思う」と語った。(c)AFP
実験を行うのは英プリマス大学(University of Plymouth)のイアン・スチュアート(Iain Stewart)教授。今月16日から17日にかけて、特別に選ばれた植物の入った、約12平方メートルの風防ガラス製の小部屋の中で過ごす。部屋にはこの他、ハンモック、ノートパソコン、エアロバイクが持ち込まれる。
部屋には内外から光をあて、植物が光合成に必要なエネルギーを常に供給する。酸素と二酸化炭素の濃度は注意深く監視され、スチュアート教授はバイタルサイン(生命兆候)を確認するためのモニターを装着する。
スチュアート教授は「かつてこの実験を人間がやったことはない。植物が実際に人間を生かし続けられるか、魅力的な挑戦になるのではないか」と語った。
類似の実験は1770年代、イギリスの自然哲学者ジョゼフ・プリーストリー(Joseph Priestly)が行ったことがある。同氏はマウスを使い、植物の入った密閉容器の中でマウスが生存できる一方、植物のない密閉容器の中ではできないことを示した。
実験はイングランド(England)南西部コーンワル(Cornwall)州にある環境アトラクション施設「エデン・プロジェクト(Eden Project)」で行われ、BBCのドキュメンタリー番組向けに撮影される。
同番組のプロデューサーは「われわれは植物が地球上の生命を維持する上で果たす役割を見過ごしがちだ。われわれの生存に植物がいかに欠かせないかを、圧倒的で啓示的な方法で視聴者に知ってもらえればと思う」と語った。(c)AFP