太陽黒点の出現は1~2日前に予測可能、国際研究
このニュースをシェア
【8月19日 AFP】太陽黒点の出現を1~2日前に予測できるとする論文が、18日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。強力な黒点が出現すると磁気嵐によって地球上の無線通信に障害が生じる恐れがあるが、早期に警報を出すことも可能になり得る。
米スタンフォード大(Stanford University)のStathis Ilonidis氏(物理学)率いる国際研究チームは、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)が共同開発した太陽観測衛星「SOHO(Solar and Heliospheric Observatory)」のデータを分析し、新事実を発見した。
論文によると、黒点は強力なエネルギーの噴出で、太陽表面から6万5000キロ地下で磁場が生じることが発端となる。今回、SOHOによるドップラー観測で、こうした磁力が従来モデルで示されてきた予測よりはるかに強力なこと、太陽内部から秒速0.3~0.6キロで噴出していることが明らかになった。
太陽の活動周期(黒点周期)は約11年で、最も活発化する極大期は2012年ごろと考えられているが、やや遅れるとの予測もあることから、今回発表された予測法が実際に役に立つかもしれない。(c)AFP
米スタンフォード大(Stanford University)のStathis Ilonidis氏(物理学)率いる国際研究チームは、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)が共同開発した太陽観測衛星「SOHO(Solar and Heliospheric Observatory)」のデータを分析し、新事実を発見した。
論文によると、黒点は強力なエネルギーの噴出で、太陽表面から6万5000キロ地下で磁場が生じることが発端となる。今回、SOHOによるドップラー観測で、こうした磁力が従来モデルで示されてきた予測よりはるかに強力なこと、太陽内部から秒速0.3~0.6キロで噴出していることが明らかになった。
太陽の活動周期(黒点周期)は約11年で、最も活発化する極大期は2012年ごろと考えられているが、やや遅れるとの予測もあることから、今回発表された予測法が実際に役に立つかもしれない。(c)AFP