【8月18日 AFP】欧州宇宙機関(European Space AgencyESA)は17日、国際宇宙ステーション(ISS)からの3D動画による生中継に成功したと発表した。このような試みは宇宙探査50年の歴史で初めて。

 米航空宇宙局(NASA)のロナルド・ギャレン(Ron Garan)飛行士は今月6日、「ERB-2」と呼ばれる靴箱サイズの立体カメラを使ってISS内を撮影し、オランダのESAリサーチ・テクノロジーセンターへライブ配信を行った。映画館で使用されるような3Dメガネで見た人は「画像品質の高さに驚いた」という。

 3D動画のライブ配信はISS内で実用性があるばかりか、ISSの外でも、船外活動や重要なロボット操作で活用できる可能性があるという。

 ERB-2の3D動画は、ユーチューブ(YouTube)上のESAの3Dチャンネルで順次公開される予定だ。(c)AFP

【参考】公開された短いビデオクリップ(赤と青の3Dメガネが必要)