【8月10日 AFP】南米ペルー・チクラーヨ(Chiclayo)のマイヤー・ヘニンゲン(Meyer-Honninger)古生物博物館は9日、古代の昆虫やヒマワリの種が入った約2300万年前の中新世の琥珀(こはく)の写真を公開した。

 琥珀は、エクアドルとの国境を流れるアマゾン(Amazon)川の支流サンチャゴ(Santiago)川の流域で、見つかったもの。数百個が発掘され、最大のものは全長約12センチ。新第三紀(約2300万年前~約180万年前)の時代に属するチャタテムシ目、双翅目、甲虫目、半翅目、クモ目など、さまざまな生物が閉じ込められている。

 当時の気候を知る重要な証拠になると期待されている。研究チームによると、中新世の急激な気候変動によってこれらの生物は絶滅したとみられている。(c)AFP

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