【7月13日 AFP】米グーグル(Google)は12日、世界中の13~18歳を対象とした科学をテーマにしたコンテスト、第1回サイエンスフェアの受賞者を発表した。受賞者はいずれも米国人少女だった。

 総合優勝したのは、17~18歳の部にエントリーしたシュリー・ボーズ(Shree Bose)さん。一定の化学療法薬に対し抵抗力を持った卵巣がん患者で、治療を改善する方法を見出した。ボーズさんには奨学金5万ドル(約400万円)のほか、ガラパゴス諸島(Galapagos Islands)への旅行、欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear ResearchCERN)での実務研修の権利が贈られた。

 13~14歳の部で優勝したのは、ローラン・ホッジ(Lauren Hodge)さん。グリルドチキンを使った実験で、発がん性が疑われる物質にマリネード(マリネのつけ汁)が与える影響を調べた。15~16歳の部では、「屋内環境を変えて屋内の空気の質を改善するとぜんそく治療薬への依存度を減らせる」ことを証明したナオミ・シャー(Naomi Shah)さんが優勝した。両名には奨学金2万5000ドル(約200万円)および、グーグルとレゴ(LEGO)での実務研修の権利が贈られた。

 サイエンスフェアの開催は今年1月に発表され、91か国から7500人の応募があったという。(c)AFP