【6月23日 AFP】米航空宇宙局(NASA)が20日までに公開した、スピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)がとらえた輝線星雲RCW 120の赤外線画像。さそり座の尾に囲まれた位置にあり、高温のガスと明るいちりなどで構成されている。

 エメラルド色の円環の中には、存在が知られている中で質量が最大級の「O型星」と呼ばれる種類の恒星が複数ある。天文学者らは、それらの星が放出する強力な紫外線によって、円環が描かれているとみている。

 ただ、このような円環は珍しいものではなく、銀河系に存在するO型星の周辺に見られる。(c)AFP