【6月16日 AFP】前週ソユーズ(Soyuz)宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、ISS滞在中の古川聡(Satoshi Furukawa)宇宙飛行士が14日、宇宙酔いしたとツイッター(Twitter)上で明らかにした。医師でもある古川さんは、その状況を克明に説明している。

「宇宙酔いしました。特に頭を急に動かすとウゲー、気持ち悪くて吐き気がする。頭の芯も重い。何とかしてください」古川さんはこう書き込んだあと、次のように続けた。

「Drの観点から。宇宙酔いは初飛行の飛行士の3分の2程度が経験するとされ、一過性なので心配ありません。脳が無重量環境に適応する過程と考えられています」

「頭の芯が重いのは体液シフトのためです。こちらも一過性で心配ありません」 

 米国人のマイケル・フォッサム(Michael Fossum)飛行士、ロシア人のセルゲイ・ボルコフ(Sergei Volkov)飛行士と共にISSに6か月間滞在し、さまざまな実験を行うことになっている古川さんは、前月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)とのインタビューで、体の変化に興味があると語っていた。

「個人的には、宇宙で満腹感はどう感じるのかということにとても興味がありますので、自分自身の体験から地上と宇宙では身体がどう違うかをお伝えしたいですね。また、仲間の具合が悪くなったりケガをした時に診察をしたり、地上の医師と協力して対応をとることができます」(c)AFP

【参考】古川飛行士のツイッター