水星表面の画像、周回軌道から史上初めて撮影 NASA
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【3月30日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は29日、水星探査機メッセンジャー(Messenger、MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry, and Ranging)が水星周回軌道から史上初めて撮影した水星の地表の映像を公開した。
太陽系の最も内側にある水星を周回軌道から捕えた歴史的映像は、グリニッジ標準時29日午前9時20分(日本時間同午後6時20分)に撮影された。メッセンジャーはその後6時間で363枚の静止画像を撮影した。30日に専門家による記者会見と共にさらに多くの画像が公開されると見られる。
画像上方には「ドビュッシー(Debussy)」と名付けられているクレーターがあり、下方にはこれまで探査機では観測されたことのない水星の南極周辺の様子が映っている。
6年以上前に打ち上げられたメッセンジャーは、地球・金星・水星で数回のフライバイを行い、太陽系の内側の過酷な宇宙空間を79億キロも旅して水星に接近。17日に人類史上初めて水星の周回軌道に入っていた。
NASAの水星探査機としては30年以上前のマリナー(Mariner)以来となるメッセンジャーは、これまでのフライバイで、クレーターに覆われた水星表面の一部の地図を作成できるだけのデータを地球に送っている。(c)AFP
【関連記事】探査機メッセンジャー、水星周回軌道投入に成功
太陽系の最も内側にある水星を周回軌道から捕えた歴史的映像は、グリニッジ標準時29日午前9時20分(日本時間同午後6時20分)に撮影された。メッセンジャーはその後6時間で363枚の静止画像を撮影した。30日に専門家による記者会見と共にさらに多くの画像が公開されると見られる。
画像上方には「ドビュッシー(Debussy)」と名付けられているクレーターがあり、下方にはこれまで探査機では観測されたことのない水星の南極周辺の様子が映っている。
6年以上前に打ち上げられたメッセンジャーは、地球・金星・水星で数回のフライバイを行い、太陽系の内側の過酷な宇宙空間を79億キロも旅して水星に接近。17日に人類史上初めて水星の周回軌道に入っていた。
NASAの水星探査機としては30年以上前のマリナー(Mariner)以来となるメッセンジャーは、これまでのフライバイで、クレーターに覆われた水星表面の一部の地図を作成できるだけのデータを地球に送っている。(c)AFP
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