【1月26日 AFP】米航空宇宙局(NASA)が25日までに公開した、地球から約3000万光年の距離にある矮小(わいしょう)銀河Henize 2-10の画像。

中心部にX線源が検出されたことから、質量が太陽の約100万倍で急速に成長しつつある超大質量ブラックホールの存在が確認された。周囲には、星が活発に生産される領域(青色)がある。このような構成は宇宙初期の状態に似ている。

 中心部には星などで形成されるバルジと呼ばれる大きな膨らみがないため、超大質量ブラックホールがバルジよりも先に形成されたと考えられる。

 ちなみに、天の川銀河に近い銀河では、超大質量ブラックホールとバルジがほぼ同時に形成されている。(c)AFP