【12月7日 AFP】宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration AgencyJAXA)は7日、日本初の金星探査機「あかつき(AkatsukiPlanet-C)」を、金星の周回軌道に投入するための逆噴射を行ったと発表した。

 あかつきは、金色の箱に2翼の太陽電池パネルがついた形状で、5月に鹿児島県の種子島宇宙センター(Tanegashima Space Center)から打ち上げられた。カメラ5台を搭載し、厚い硫酸の雲に覆われた金星の気象を観測し、雷や地表の火山活動などを調べる。

 あかつきは、欧州宇宙機関(European Space AgencyESA)の金星探査機「ビーナスエクスプレス(Venus Express)」とも緊密に連携する予定。

 JAXAの7日付の発表によると、金星の裏側に入った際に相模原にあるJAXA管制室との通信が予定よりも長く途絶えたが、その後通信は回復し、探査機の状況を確認中だとしている。(c)AFP