【8月12日 AFP】「初期の銀河」をとりまく紫外線のリングや弧を撮影した衛星画像が11日、公開された。米航空宇宙局(NASA)の銀河進化探査衛星GALEXGalaxy Evolution Explorer)と欧州宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)が撮影した。

 GALEXがとらえたのは、楕(だ)円のレンズ形をした「初期の銀河」30個で、強い紫外線を放ち光っているが、星が形成されている様子はうかがえない。科学者らの考える「初期の銀河」においては、すでに星は誕生しており、新たに星を生み出す冷たいガスはないとされる。

 一方、ハッブル宇宙望遠鏡は、紫外線の巨大な光るリングをとらえた。一部は25万光年の距離まで広がっている。紫外線は青色、銀河の光は緑と赤で示されている。(c)AFP