【8月11日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は7日、1日に発生した「太陽フレア」と呼ばれる爆発現象をとらえた画像をウェブサイト「Earth Observatory」で公開した。太陽観測衛星STEREOSolar TErrestrial RElations Observatory)が撮影した。

STEREOは3D観測を行うため2機の衛星AとBから構成されている。この写真は衛星Aが撮影したもの。この太陽フレアの影響で、3日には欧州から北米にかけてオーロラが観測された。

 太陽を離れるフレアが画像の左上部分に確認できる。フレアによる太陽風が地球に向かい、荷電粒子が地球の磁場に作用して12時間に及ぶ磁気嵐が発生した。

 磁場に沿って荷電粒子が移動する際に酸素や窒素がイオン化され、その後大気が元の状態に戻る際に発光して美しいオーロラが出現した。(c)AFP