【6月15日 AFP】宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration AgencyJAXA)は15日、7年間におよぶ宇宙空間の旅を終えて2日前に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ(Hayabusa)」について、ギネス世界記録(Guinness World Records)の認定申請を行ったことを明らかにした。

 申請を行ったのは「月以外の天体に着陸して帰還を果たした初の宇宙探査機」と「世界最長の宇宙空間飛行から帰還した探査機」の2つの項目。 
 
 世界最長となる可能性があった「はやぶさ」の総飛行距離については、正確なデータではないことに加え、科学面での重要度は低いために、申請しなかったという。

 オーストラリアの砂漠地帯に「はやぶさ」が投下したカプセルは17日にオーストラリアを発ち、日本に向かう。カプセルには、「はやぶさ」が小惑星イトカワ(Itokawa)で採取した砂のサンプルが入っていると期待されている。(c)AFP