肉眼で見える最も高温の恒星、ペルセウス座のメンキブ
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【5月14日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は13日、広域赤外線探査衛星「WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer)」が撮影したペルセウス座(Perseus)を構成する最も明るい星の1つ「メンキブ(Menkhib、左上の赤色)」と、それを取り巻く巨大な「カリフォルニア星雲(California Nebula、写真対角線上)」の画像を公開した。
メンキブは、肉眼で見える恒星の中でも最も高温の星の1つ。表面温度は太陽の6倍にあたる3万7000K(ケルビン)で、あまりの高温のため青白く見える。質量は太陽の40倍で、光量は33万倍。逃亡星(星団からはじき出されて高速で移動する天体)で、吹き出す高速の恒星風が衝撃波を作り出す。この衝撃波で温められたちりが、画面左上の赤い雲だ。
メンキブとカリフォルニア星雲は地球から約1800光年の距離にあり、地球と同じく、天の川銀河( Milky Way)のオリオン渦状腕(Milky Way galaxy)に位置する。(c)AFP
メンキブは、肉眼で見える恒星の中でも最も高温の星の1つ。表面温度は太陽の6倍にあたる3万7000K(ケルビン)で、あまりの高温のため青白く見える。質量は太陽の40倍で、光量は33万倍。逃亡星(星団からはじき出されて高速で移動する天体)で、吹き出す高速の恒星風が衝撃波を作り出す。この衝撃波で温められたちりが、画面左上の赤い雲だ。
メンキブとカリフォルニア星雲は地球から約1800光年の距離にあり、地球と同じく、天の川銀河( Milky Way)のオリオン渦状腕(Milky Way galaxy)に位置する。(c)AFP