【5月11日 AFP】欧州宇宙機関(ESA)は8日、オランダ北部ワッデン海(Wadden Sea)の砂州を撮影した衛星写真を公開した。

 オランダ本土と島を往来するボートが通る運河や水路、ワッデン海南部とオランダ本土の一部(右)、テセル島(Texel、左下)、フリーランド島(Vlieland、左中)とテルスヘリンク島(Terschelling、左上)も写っている。

 前年、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(World Heritage Site)に登録された遠浅のワッデン海一帯は世界最大規模の湿地帯で、約150万羽の渡り鳥など多様な野生生物が生息している。

 ワッデン海は潮の干満や波風によって刻々とその姿を変え、多くの生物が生息する数キロ四方の干潟が現れたかと思うと、次の瞬間には北海(North Sea)から流れ込む海水に沈んでしまう。(c)AFP