七色に輝く「コロネット星団」 NASA赤外線探査衛星が撮影
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【4月28日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は26日、広域赤外線探査衛星「WISE(Wide-field Infrared Survey Explorer)」が撮影した「いて座」と「みなみのかんむり座」境界の宇宙画像を公開した。
満月約12個分の面積の中に、2種類の星団、「コロネット星団(Coronet Cluster)」と球状星団「NGC 6723」や、4つの星雲、「NGC 6726」、「NGC 6727」、「NGC 6729」、「 IC 4812」が見える。
写真の下部に見えるのが「コロネット星団」で、地球から420光年の距離にある。幅は約10光年で、わずか数10個の星で形成される比較的緩やかな星団だ。星団内の星は、大半が誕生から数百万年程度の若い星だ。
中央左寄りにあるのが「NGC 6723」で、地球からの距離は2万9000光年で、幅は約65光年。
上から下へ伸びているぼんやりした星雲は、近くに存在する星生成領域。この星雲内のちりは、可視光線で見ると内部や背後にある星の光を遮ったり反射したりする。しかし、赤外線写真では、星団内の新しい星(緑または赤)の光を受けて、ちりはオレンジ色に輝いている。さらに、ちりの向こう側にも、星雲内の星(青または青緑)が透けて見える。(c)AFP
満月約12個分の面積の中に、2種類の星団、「コロネット星団(Coronet Cluster)」と球状星団「NGC 6723」や、4つの星雲、「NGC 6726」、「NGC 6727」、「NGC 6729」、「 IC 4812」が見える。
写真の下部に見えるのが「コロネット星団」で、地球から420光年の距離にある。幅は約10光年で、わずか数10個の星で形成される比較的緩やかな星団だ。星団内の星は、大半が誕生から数百万年程度の若い星だ。
中央左寄りにあるのが「NGC 6723」で、地球からの距離は2万9000光年で、幅は約65光年。
上から下へ伸びているぼんやりした星雲は、近くに存在する星生成領域。この星雲内のちりは、可視光線で見ると内部や背後にある星の光を遮ったり反射したりする。しかし、赤外線写真では、星団内の新しい星(緑または赤)の光を受けて、ちりはオレンジ色に輝いている。さらに、ちりの向こう側にも、星雲内の星(青または青緑)が透けて見える。(c)AFP