【3月2日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は2月25日、ヒクソン・コンパクト銀河群(Hickson Compact GroupHCG)31の画像を公開した。画像は、スピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)による赤外線画像、銀河進化探査衛星GALEXGalaxy Evolution Explorer)による紫外線画像、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)による可視光画像を合成したもの。

 銀河群HCG31では、互いの重力で銀河同士がひきあい、ゆっくりと結合していくが、二つの銀河は相手を突き抜けようとして自滅すると考えられる。その際、数百万個の星が形成されるが爆発。数千個の星雲が形成され、消散。約10億年には、これらのちりが集合して最終的に1つの大きな銀河が形成されると見られる。

 エリダヌス座にあるこの銀河群は、地球から約1億5000万光年の距離にあり、幅は約15万光年ある。(c)AFP