【2月18日 AFP】欧州南天文台（European Southern Observatory、ESO）は17日、チリに設置された巨大望遠鏡によって、これまで発見された中で最古の星団を銀河系外に確認したと発表した。ESOは｢宇宙誕生の初期に生まれた星団を理解するうえで重要な発見｣と位置づけた。
　　
　今回の星団は、ESOがチリのアタカマ（Atacama）砂漠に設置している、口径8.2メートルの巨大望遠鏡VLT（Very Large Telescope）で確認された。

｢超金属欠乏星｣と呼ばれることもある原始から存在する星たちが誕生したのは、約137億年前、宇宙の始めに起こったとされる｢ビッグバン（Big Bang）｣直後だと考えられている。

　こうした最古の星たちは、ほかの星たちの陰に隠れてしまい、なかなか存在を確認するのが難しいが、最新の技術によりこうした星を発見するのが可能になったという。(c)AFP