【2月10日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は9日、太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(Solar Dynamics ObservatorySDO)」打ち上げの最終調整に入った。SDOによって、太陽やその複雑な活動の観測が進むことが期待されている。

 SDOを搭載したアトラス5(Atlas V)ロケットは、10日午前10時26分(日本時間11日午前0時26分)にフロリダ(Florida)州ケープカナベラル(Cape Canaveral)から打ち上げられる。

 5年間にわたるミッションは、特に太陽の磁場の変化が太陽系内の放射線およびエネルギーにいかなる影響を与えているかを明らかにする上で役立つものだという。こうした変化は宇宙天気と呼ばれ、通信や衛星信号、電力線などに影響を与える。

 衛星に搭載された望遠鏡などの装置で、これまでで最も詳細に太陽の黒点やフレアを観測する。また、地球の周りを24時間で1周し、地球に高解像度のデータを送信し続ける。(c)AFP

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