【2月5日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は4日、スピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)がとらえた小マゼラン雲(Small Magellanic Cloud)の赤外線画像を公開した。これまで観測されたことのなかった星やちりがとらえられている。

 小マゼラン雲の「本体」である「棒」と「翼」が左側にあり、右側に「尾」が伸びている様子が写っている。「棒」は古い星(青い点)と新しい星からなり、ちり(緑、赤)を照らしている。「翼」は主に新しい星でできていて、「尾」はガス、ちり、新しい星で構成されている。

 スピッツァーのデータにより、「尾」は最近、主要部分から分離したことが確認された。主要部分に残された「尾」の塊2つは赤い点で示されている。(c)AFP