【12月20日 AFP】ロシアの宇宙船「ソユーズTMA-17（Soyuz TMA-17）」で21日に国際宇宙ステーション（International Space Station、ISS）に向けて出発する野口聡一（Soichi Noguchi）さんら日米露3人の宇宙飛行士が19日、バイコヌール（Baikonur）基地郊外の施設で記者会見を行った。

　宇宙飛行士たちはISSで高度な実験などに取り組む予定だが、もっとも楽しみにしているのは野口さんが握るすしを食べることのようだ。

　野口さんは、今年の夏に日本で訓練を受けた際、2人をすっかりすし好きにさせてしまったと笑いながら話した。野口さんは2人にISSで「宇宙すし」を作る約束をしているという。

　また、米国のティモシー・クリーマー（Timothy Creamer）飛行士はISS滞在中、マイクロブログ「ツイッター（Twitter）」で最新の現在の状況を伝える予定だという。

　ソユーズはカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から21日午前4時（日本時間同日午前7時）に打ち上げられる。旧ソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリン（Yury Gagarin）を世界初の有人宇宙飛行に送り出した歴史ある施設だ。

　ソユーズは地球周回軌道に入った後2日かけてISSに接近し、23日にドッキングする予定。(c)AFP/Matt Siegel