世界最大の粒子加速器「LHC」、過去最大のエネルギー量に到達
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【12月1日 AFP】欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear Research、CERN)は30日、世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider、LHC)」が、陽子ビームを過去最大のエネルギー量にまで加速させたと発表した。
20日に稼働を再開したLHCは30日早朝、陽子ビームをエネルギー量1.18 TeV(1.18兆電子ボルト)にまで加速させた。これまでの世界記録は、米フェルミ国立加速器研究所(Fermi National Accelerator Laboratory)のテバトロン加速器(Tevatron Collider)が2001年に打ち立てた「0.98 TeV」だった。
1 TeVは、1匹の蚊が飛ぶときのエネルギー量に等しい。CERNは、宇宙が誕生したビッグバン(Big Bang)に似た状況を再現するために、今年中に3.5 TeV、来年下半期までに5 TeV、最終的には7 TeVのエネルギー量まで引き上げることを目指している。
LHCは、スイスとフランス国境の地下に設置された全長27キロメートルのトンネル型の装置で、ビッグバンに似た状況を再現して、宇宙の96%を形成する「ダークマター」や「ダークエネルギー」の謎を解明し、宇宙誕生の謎を明らかにすることを目的としている。(c)AFP
20日に稼働を再開したLHCは30日早朝、陽子ビームをエネルギー量1.18 TeV(1.18兆電子ボルト)にまで加速させた。これまでの世界記録は、米フェルミ国立加速器研究所(Fermi National Accelerator Laboratory)のテバトロン加速器(Tevatron Collider)が2001年に打ち立てた「0.98 TeV」だった。
1 TeVは、1匹の蚊が飛ぶときのエネルギー量に等しい。CERNは、宇宙が誕生したビッグバン(Big Bang)に似た状況を再現するために、今年中に3.5 TeV、来年下半期までに5 TeV、最終的には7 TeVのエネルギー量まで引き上げることを目指している。
LHCは、スイスとフランス国境の地下に設置された全長27キロメートルのトンネル型の装置で、ビッグバンに似た状況を再現して、宇宙の96%を形成する「ダークマター」や「ダークエネルギー」の謎を解明し、宇宙誕生の謎を明らかにすることを目的としている。(c)AFP