シェフやファッションモデルもOK、国際ロボット展の最新ロボットたち
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【11月27日 AFP】日本では人型ロボットの開発が盛んだが、最近開発されたロボットたちは「トランスフォーマー」や「鉄腕アトム」のように世界を救ってはくれない。彼らがやることといえば、料理をすること、子どもたちと遊ぶこと、ファッションモデルになること、などだ。
25日、都内で開幕した「2009国際ロボット展(International Robot Exhibition)」には、国内外192社、64団体が最新鋭ロボットを出展している。
その中に、食欲をそそるパフォーマンスを披露する産業用ロボットがあった。安川電機(Yaskawa Electric Corp)製のロボット「MOTOMAN」は、客に話しかけながら湯気の上がる鉄板の上でお好み焼きを巧みにひっくり返す。
器用さでは、デンソーウェーブ(Denso Wave)の「水平多関節ロボット」を使った人工腕がナンバーワンだ。一切れのパウンドケーキを、ひとかけらも崩さずに握ることができる。ソフトウエアメーカーのスキューズ(Squse)との共同開発で、小型エアポンプと滑らかなシリコン皮膚が用いられている。病人やお年寄りの介護現場で食事を提供するなどの用途が期待される。
人を助けることを目的にしたロボットはほかにもある。東北大学(Tohoku University)と国際レスキューシステム研究機構(International Rescue System Institute)が共同開発した「能動スコープカメラ(Active Scope Camera)」は、ヘビのような形状で、ムカデの足に似た「繊毛」と呼ばれる数千個の小さな装置が推進力となって、災害現場のがれきの山をはい回り、ビデオ画像の撮影・送信を行う。
別の場所では、ベンチャー企業イーガー(Eager)が、「世界初のエコフレンドリーなロボット」と銘打ったボール紙製のロボットを展示している。女性の体の曲線美が表現されており、静かで誘惑しているかのような滑らかな動作を見せる。メーカー側は、ショーウインドーに飾るマネキンや、あるいは劇場で役者として活用できないかと考えているという。
工場よりデパートのおもちゃ売り場がふさわしく見えるロボットもある。身長38センチの「ロピッド(Ropid)」は大きな丸い目と角張った手足を持ち、立ったり、歩いたり、走ったり、ジャンプしたりと、他の産業用ロボットとはひと味違ったシンプルでキュートな動きを繰り返す。ロボットデザイナーの高橋智隆(Tomotaka Takahashi)氏が、「本当に生きているように見え、会話もできそうな」ものをと、製作したものだという。(c)AFP
【関連記事】ロボットメーカー200社集結!「国際ロボット展」開幕
25日、都内で開幕した「2009国際ロボット展(International Robot Exhibition)」には、国内外192社、64団体が最新鋭ロボットを出展している。
その中に、食欲をそそるパフォーマンスを披露する産業用ロボットがあった。安川電機(Yaskawa Electric Corp)製のロボット「MOTOMAN」は、客に話しかけながら湯気の上がる鉄板の上でお好み焼きを巧みにひっくり返す。
器用さでは、デンソーウェーブ(Denso Wave)の「水平多関節ロボット」を使った人工腕がナンバーワンだ。一切れのパウンドケーキを、ひとかけらも崩さずに握ることができる。ソフトウエアメーカーのスキューズ(Squse)との共同開発で、小型エアポンプと滑らかなシリコン皮膚が用いられている。病人やお年寄りの介護現場で食事を提供するなどの用途が期待される。
人を助けることを目的にしたロボットはほかにもある。東北大学(Tohoku University)と国際レスキューシステム研究機構(International Rescue System Institute)が共同開発した「能動スコープカメラ(Active Scope Camera)」は、ヘビのような形状で、ムカデの足に似た「繊毛」と呼ばれる数千個の小さな装置が推進力となって、災害現場のがれきの山をはい回り、ビデオ画像の撮影・送信を行う。
別の場所では、ベンチャー企業イーガー(Eager)が、「世界初のエコフレンドリーなロボット」と銘打ったボール紙製のロボットを展示している。女性の体の曲線美が表現されており、静かで誘惑しているかのような滑らかな動作を見せる。メーカー側は、ショーウインドーに飾るマネキンや、あるいは劇場で役者として活用できないかと考えているという。
工場よりデパートのおもちゃ売り場がふさわしく見えるロボットもある。身長38センチの「ロピッド(Ropid)」は大きな丸い目と角張った手足を持ち、立ったり、歩いたり、走ったり、ジャンプしたりと、他の産業用ロボットとはひと味違ったシンプルでキュートな動きを繰り返す。ロボットデザイナーの高橋智隆(Tomotaka Takahashi)氏が、「本当に生きているように見え、会話もできそうな」ものをと、製作したものだという。(c)AFP
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