【11月18日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は13日、宇宙でよく見ることができる渦巻銀河の2つをタイプを示した想像図を公開した。左手奥に見えるのは中心付近が膨らんだ銀河で、手前は厚みがないタイプのもの。

 スピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)による最新の観測の結果、細く厚みのない銀河にも、厚みのある銀河と同様に、中心付近に超大質量ブラックホールがある可能性が高いことが明らかになった。画像では、ブラックホールからの噴流が細い光の筋として描かれている。

 これまで、天文学者は厚みのない銀河には超大質量ブラックホールはないと考えていた。しかし今回の発見で銀河形成理論の再構築が迫られている。銀河の「ウエストライン」によってブラックホールの有無が決まらない可能性が出てきた。(c)AFP/NASA