【10月13日 AFP】(一部更新)台湾の中央研究院(Academia Sinica)の研究者が、水中における稲の生育を可能にする遺伝子を発見した論文を、米科学誌「Science Signaling」上で発表した。

 同院分子生物学研究所の余淑美(Yu Su-mei)研究員のチームが発見したのは、酵素の一種である遺伝子「CIPK15」で、稲の苗が水につかった状態でも成長を続けることを可能にするものだという。

 余研究員は、今回の発見は、洪水に強いさまざまな稲の品種の開発を可能にし、農作業を軽減するとともに殺虫剤の使用も減らし、環境面で利点を発揮できると話している。(c)AFP