【10月2日 AFP】(一部更新)日産自動車(Nissan Motor)は1日、互いにぶつからずに集団で自走できる3輪ロボットカー「エポロ(Eporo)」を横浜の本社で発表した。次週から千葉の幕張メッセで開かれるエレクトロニクス見本市「シーテック(CEATEC)」で展示する。

 エポロは、魚が群れの中でぶつからずに泳ぐ習性にヒントを得て開発された。レーザー光で障害物との距離を測るレーザーレンジファインダーと無線通信機能を搭載。ロボット間で相互通信することで互いの距離を一定に保ち、魚が魚群で行う「衝突回避」行動を再現した。

 日産は、この技術を将来的に自動車に応用し、車同士の衝突の危険を減らしたいとしている。

 日産は前年、ハチの行動をヒントに衝突回避機能を持つロボットカーを開発・発表したが、集団走行時に衝突を避ける機能は備えていなかった。(c)AFP