水星の陥没火口くっきり、メッセンジャーがとらえた初の近接画像
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【10月1日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は29日、水星探査機「メッセンジャー(MESSENGER、MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry and Ranging)」が3回目のフライバイ(天体への接近通過)でとらえた画像を公開した。初めてとらえられた衝突クレーターの近接画像では、その底に陥没火口として知られる弧を描いたくぼみがあることがわかる。衝突クレーターと違い、陥没火口は縁がなく急勾配で、形も不規則なことが多い。噴出物や溶岩が流れ出た痕跡は見られない。(c)AFP