【8月19日 AFP】韓国は19日、同国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号(Korea Space Launch Vehicle-1KSLV-1)」の打ち上げを、技術的な問題が発生したため、発射8分前の段階で延期した。

 韓国教育科学技術省は、午後4時52分(日本時間同)にロケット打ち上げを中止し、燃料の放出を開始したと述べた。2002年以降、同計画の延期は7度目。打ち上げ計画にはロシアの技術協力を受けている。延期を受け、「羅老号」は発射台に再設置された。

 韓国航空宇宙研究院(Korea Aerospace Research Institute)のLee Joo-Jin代表は、「自動発射システムで問題が発生したため打ち上げが延期された」と述べた。

 Lee氏は、聯合(Yonhap)ニュースに対し、ロシア側の専門家と協議して、次の打ち上げ日程を決めると説明した。ロシアは同ロケットの第1段を製造している。

 打ち上げに成功すれば、韓国は自国の衛星ロケットを軌道上に発射した世界10番目の国となる。(c)AFP