【7月27日 AFP】オランダ沖でムール貝の漁に出ていた漁船の網にかかったのは、貝ではなく4万年前の人骨だった --- 問題の骨を検証したドイツのライプツィヒ大学(University of Leipzig)の人類学者らが26日、独誌「GEO」8月号のなかで明らかにした。

 漁網にかかった骨は、少なくとも4万年前の人間の前頭部の骨で、水中から発見された人骨としては世界最古のものになるという。人骨とともに、石器時代の手おのやフリント石器なども見つかった。

 人骨がみつかったのは海底だが、当時のオランダと英国は地続きで、骨の「持ち主」は地上に住み、魚ではなく肉を食べていたと考えられるという。(c)AFP