【7月21日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は20日、人類初の月面着陸40周年を記念し、衛星画像サービス「グーグル・アース(Google Earth)」に月面を画像で探索できる新機能を公開した。

 無料地図ソフト「Google Earth 5.0」をダウンロードし、「グーグル・アース」サイト(earth.google.com)トップページ上の「Earth」「Mars」「Sky」などの項目があるツールバーから「Moon」を選択すると、新機能を楽しむことができる。

「グーグル・アース」の月面探索機能の開発にあたっては、アポロ11号(Apollo 11)のミッションで1969年7月20日、ニール・アームストロング(Neil Armstrong)船長に続いて月面に降り立ったエドウィン・オルドリン(Edwin Aldrin)元宇宙飛行士や米航空宇宙局(NASA)、新技術開発支援財団「X Prize Foundation」の協力を得た。

 NASA提供のアポロミッションによる月面写真や衛星画像を用いた「グーグル・アース」の月面探索では、「ストリートビュー(Street View)」同様に月面パノラマ画像が見られる。

 また、同機能の「月面ツアー」では、オルドリン氏とアポロ17号(Apollo 17)のハリソン・シュミット(Harrison Schmitt)元宇宙飛行士がガイド役を務めている。

 さらに、新機能では、アポロ宇宙飛行士らが月面に残した「人類の遺物」も見られるという。

 NASAエイムズ研究所(NASA Ames Research Center)のピート・ウォーデン(Pete Worden)所長は「コンピューターさえあれば、誰でも仮想月面体験が楽しめるグーグルの最新技術の開発に参加できたことは、非常に喜ばしい」と語っている。(c)AFP/Glenn Chapman