月探査機を月周回軌道に投入、NASA
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【6月24日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は23日、無人月探査機「ルナー・リコナイサンス・オービター(Lunar Reconnaissance Orbiter、LRO)」が、打ち上げから4日半後のグリニッジ標準時23日午前10時27分(日本時間同日午後7時27分)に月周回軌道に乗ったと発表した。
LROは今後、2か月ほどかけて機器のチェックを行う予定。科学者らは、LROが送信してくるデータをもとに、高解像度の月面立体地図を作成できるものと期待を寄せている。
今回のミッションでは、月面で最も深いクレーターや、太陽に向いている面、影になっている面の両方を探索。月の放射線が人体に与える影響についても調査する。
■水の有無も調査
LROは18日、もう1機の月探査機「エルクロス(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite、LCROSS)」とともに、アトラス5( Atlas V)ロケットで打ち上げられた。
LROは前週、ロケットの上段(セントール(Centaur)・ロケット)から切り離されたが、LCROSSの方は今年10月、上段とともに月の南極付近に衝突させる。このときに飛び散った月面の物質を観測し、水が含まれていないかを調べる。
今回のミッションは、NASAが2020年ごろに予定している宇宙飛行士の月面着陸に向けた事前調査の意味合いを持つ。米国は1972年以来、月の有人探査を行っていない。(c)AFP
LROは今後、2か月ほどかけて機器のチェックを行う予定。科学者らは、LROが送信してくるデータをもとに、高解像度の月面立体地図を作成できるものと期待を寄せている。
今回のミッションでは、月面で最も深いクレーターや、太陽に向いている面、影になっている面の両方を探索。月の放射線が人体に与える影響についても調査する。
■水の有無も調査
LROは18日、もう1機の月探査機「エルクロス(Lunar Crater Observation and Sensing Satellite、LCROSS)」とともに、アトラス5( Atlas V)ロケットで打ち上げられた。
LROは前週、ロケットの上段(セントール(Centaur)・ロケット)から切り離されたが、LCROSSの方は今年10月、上段とともに月の南極付近に衝突させる。このときに飛び散った月面の物質を観測し、水が含まれていないかを調べる。
今回のミッションは、NASAが2020年ごろに予定している宇宙飛行士の月面着陸に向けた事前調査の意味合いを持つ。米国は1972年以来、月の有人探査を行っていない。(c)AFP