【6月8日 AFP】インド北部ハリヤナ(Haryana)州カルナル(Karnal)にあるNational Dairy Research Instituteの研究者らが、胎生組織を用いたクローン水牛の誕生に成功した。同国の主要紙ヒンズー(Hindu)が7日、報じた。

 同紙によると、誕生したのは体重43キロのメスの水牛で、「ガリマ(Garima)」と名づけられた。

 研究所のA. K. Srivastava所長は、「ガリマは健康状態も非常に良好で、今後の生存については楽観視している」と語った。インドでは2月、雌の水牛の耳の組織から世界初のクローン水牛が誕生したが、肺炎にかかりわずか1週間で死亡していた。

 Srivastava所長は、インドは世界で最も水牛の生息数が多いが、優秀なクローン水牛の割合は増加していくだろうと語った。(c)AFP