NASAの次世代宇宙船開発に黄信号、米大統領が見直し指示
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【5月8日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は7日、米航空宇宙局(NASA)が2010年9月に引退するスペースシャトル(Space Shuttle)に代わる有人宇宙船として開発を進めている「コンステレーション計画(Constellation Program)」の見直しを命じた。議会に提出した2010年度予算の予算教書の中で明らかにした。
コンステレーション計画は、打ち上げロケット「アレス(Ares)」や有人宇宙船「オリオン(Orion)」などの開発を含み、月や火星に宇宙飛行士を送ることを目標としているが、計画見直しで将来性に疑問が出てきた。
NASAのChris Scolese長官代行は記者会見で、計画見直しにあたっては「代替案の可能性」を検討すると述べた。一方で、過去2年で60億ドル(約6000億円)を費やしたコンステレーション計画について、「間違った方向に進んだのかと問うならば、間違っていないと答える」と語り、米国の有人飛行の将来は安泰だと主張した。
オバマ大統領は3月、米各紙のインタビューに対し、NASAには21世紀にふさわしいミッションが必要だと述べていた。(c)AFP
コンステレーション計画は、打ち上げロケット「アレス(Ares)」や有人宇宙船「オリオン(Orion)」などの開発を含み、月や火星に宇宙飛行士を送ることを目標としているが、計画見直しで将来性に疑問が出てきた。
NASAのChris Scolese長官代行は記者会見で、計画見直しにあたっては「代替案の可能性」を検討すると述べた。一方で、過去2年で60億ドル(約6000億円)を費やしたコンステレーション計画について、「間違った方向に進んだのかと問うならば、間違っていないと答える」と語り、米国の有人飛行の将来は安泰だと主張した。
オバマ大統領は3月、米各紙のインタビューに対し、NASAには21世紀にふさわしいミッションが必要だと述べていた。(c)AFP