米国牛のゲノム解読に成功、国際研究チーム
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【4月24日 AFP】米科学者を中心とする国際研究チームがウシのゲノム(全遺伝子情報)の解読に成功し、研究結果が23日付けの米科学誌「サイエンス(Science)」で発表された。牛乳や牛肉の品質向上や、牛海綿状脳症(狂牛病、BSE)の解決につながると期待される。
米ベイラー医科大学(Baylor College of Medicine)が主導し、25か国から約300人の科学者が6年を費やしたこの研究は、1頭から約2万2000個の遺伝子を特定。このうち80%が人間の遺伝子とほぼ共通であることが分かった。
また、ウシの染色体の配列が、医療用などの動物実験に用いられるラットやマウスよりも人間に近いことも分かった。
研究費3500万ドル(約34億円)のうち、米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)傘下の国立ヒトゲノム研究所(National Human Genome Research Institute、NHGRI)が2500万ドル(約24億円)、米農務省(USDA)傘下の共同研究教育普及局(Cooperative State Research, Education, and Extension Service、CSREES)と米農業研究局(Agricultural Research Service、ARS)が1000万ドル(約9億7000万円)を出資している。(c)AFP/Jean-Louis Santini
米ベイラー医科大学(Baylor College of Medicine)が主導し、25か国から約300人の科学者が6年を費やしたこの研究は、1頭から約2万2000個の遺伝子を特定。このうち80%が人間の遺伝子とほぼ共通であることが分かった。
また、ウシの染色体の配列が、医療用などの動物実験に用いられるラットやマウスよりも人間に近いことも分かった。
研究費3500万ドル(約34億円)のうち、米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)傘下の国立ヒトゲノム研究所(National Human Genome Research Institute、NHGRI)が2500万ドル(約24億円)、米農務省(USDA)傘下の共同研究教育普及局(Cooperative State Research, Education, and Extension Service、CSREES)と米農業研究局(Agricultural Research Service、ARS)が1000万ドル(約9億7000万円)を出資している。(c)AFP/Jean-Louis Santini