【3月22日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に滞在中のスペースシャトル、ディスカバリー(Discovery)のミッション・スペシャリスト、スティーブン・スワンソン(Steven Swanson)、ジョゼフ・アカバ(Joseph Acaba)両宇宙飛行士は21日、今回のミッション2度目の船外活動を終えた。

 スワンソン飛行士にとって4度目、アカバ飛行士にとっては初めてとなった今回の船外活動は、グリニッジ標準時21日午後4時51分から午後11時21分(日本時間22日午前1時51分から午前8時21分)まで、約6時間半にわたって行われた。ISSの建設とメンテナンスのための船外活動としては通算122回目。

 6月の次回のスペースシャトルのミッションで予定されている、P6トラスのバッテリー交換の準備を行ったほか、日本実験棟「きぼう(Kibo)」に2基目のGPSアンテナを設置した。このアンテナは9月に日本の宇宙ステーション補給機(H-II Transfer VehicleHTV)がISSとランデブーする際に使用される。

 さらにP1トラスとS1トラスから突き出るラジエータパネルの写真も撮影し、ISSのジャイロスコープに電力を供給するZ1トラスのコネクタを調整した。

 しかし、ISSの外部に装置類や消耗品を保管するためのP3トラスの曝露機器結合システム(Unpressurized Cargo Carrier Attachment SystemUCCAS)を展開することはできなかった。米航空宇宙局(NASA)は技術者らがこの問題を検討すると発表した。

 今回のディスカバリーのミッションで予定されている最後の船外活動は23日に行われる予定。(c)AFP