全長バス1台ぶん、史上最大のヘビの化石 コロンビアで発見
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【2月5日 AFP】史上最大のヘビの化石が南米コロンビアで見つかったとする論文が、4日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。椎骨のサイズから、体重1.135トン前後(730キロ-2.03トン)、頭からしっぽまでの全長はバス1台分に匹敵する13メートル前後(10.64-15メートル)と推定される。
研究は米フロリダ大などのチームが発表した。ボアに似たこのヘビは、地球の気温が現在よりもはるかに高かった6000万年前、現在のコロンビア付近の熱帯雨林を支配し、クロコダイルを餌にしていたという。
化石はコロンビアにある世界最大の露天掘りの炭鉱の1つ、セルホン(Cerrejon)炭田で発見された。学名はこの場所の名前をとって「ティタノボア・セレホネンシス(Titanoboa cerrejonensis)」と命名された。6000万年前の南米の気温が、現在の熱帯よりも3-4度高い30-40度だったことを示す証拠としても、重要な発見だと研究者らは指摘している。
これまでで最長のヘビは、アジアで発見されたもので、その化石から推定される全長は10メートル。体重が最も重いとされるヘビは、グリーンアナコンダで、推定227キロのものと思われる化石が発見されている。(c)AFP