【12月11日 AFP】京都の国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の神経情報学研究室の研究チームが、人間の脳内にある情報を直接、画像化する技術の開発に成功した。

 人が目で見ている物体は網膜で電気信号に変換され大脳の視覚野に送られるが、研究チームは、この信号をとらえ、再構築して画像化し、コンピュータ画面に映し出すことに成功した。

 研究を主導した同研究所の神谷之康(Yukiyasu Kamitani)室長は、現段階では画像化できるのは簡単な図形程度だが、将来は夢の内容や空想まで画像化できる可能性もあると話す。

 研究結果は米科学誌「ニューロン(Neuron)」に掲載されている。(c)AFP