【11月11日 AFP】欧州宇宙機関(European Space AgencyESA)は10日、有人火星探査でのストレスを調べるための、105日間の隔離実験に参加する候補者8人を選出したと発表した。

 8人はいずれも28-39歳の男性で、出身国はデンマーク、スウェーデン、ドイツ(2人)、フランス(3人)、ベルギー。

 最終的には6人が来年3月から、火星への宇宙飛行を想定してロシア・モスクワ(Moscow)の隔離された実験室で生活を送る。

 今回の実験の後、さらに別の6人が延べ520日間におよぶ実験に挑む。

 実験は、長期的な監禁状態が気分や士気、ホルモン生成、栄養補助食品の効果に及ぼす影響を調べることが目的。この計画はESAのDirectorate of Human Spaceflightとロシア科学アカデミー生物医学研究所(IBMP)が共同で実施する。(c)AFP