仏天文学チーム、遠くの星の震動を初めて測定
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【10月26日 AFP】フランスの天文学チームは23日、遠く離れている星の振動を初めて測定したと発表した。この技術的な偉業により、地球の気候の自然な変動の仕組みが解明される可能性もある。
チームは、2006年12月に打ち上げられたフランスの天文衛星コロー(COROT)を使用して、3つの星から発生した震動を解析した。震動は核融合により星の内部が揺さぶられることで生じる。
3つの星はそれぞれ地球から100-200光年離れている。太陽より1.2-1.4倍大きく、またはるかに高温で、震動も太陽に比べて強力であることが判明した。
星の震動は1970年代後半に発見され、太陽内および周辺の熱量の動きなどを調べる太陽地震学の基礎となった。
震動の仕組みを理解すれば、太陽放射の震動の解明につながる可能性もある。太陽放射は、たとえ微量でも、氷河期あるいは温暖期といった地球の気候に大きな影響を及ぼす。
また、太陽以外の星を調べることで、震動が発生する仕組みやそれが星の表面に及ぼす影響などについて、新たな見解が導かれるという。
研究結果は、米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載される。(c)AFP
チームは、2006年12月に打ち上げられたフランスの天文衛星コロー(COROT)を使用して、3つの星から発生した震動を解析した。震動は核融合により星の内部が揺さぶられることで生じる。
3つの星はそれぞれ地球から100-200光年離れている。太陽より1.2-1.4倍大きく、またはるかに高温で、震動も太陽に比べて強力であることが判明した。
星の震動は1970年代後半に発見され、太陽内および周辺の熱量の動きなどを調べる太陽地震学の基礎となった。
震動の仕組みを理解すれば、太陽放射の震動の解明につながる可能性もある。太陽放射は、たとえ微量でも、氷河期あるいは温暖期といった地球の気候に大きな影響を及ぼす。
また、太陽以外の星を調べることで、震動が発生する仕組みやそれが星の表面に及ぼす影響などについて、新たな見解が導かれるという。
研究結果は、米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載される。(c)AFP