【10月20日 AFP】インドは22日、同国初の無人月探査機「チャンドラヤーン(Chandrayaan、月の乗り物)1号」を打ち上げる。先を行く日本や中国に追いつき、過熱するアジアの宇宙開発競争に参戦する大きな一歩となる。

 チャンドラヤーン1号はインド南部タミルナド(Tamil Nadu)州のスリハリコタ(Sriharikota)にあるサティシュ・ダワン宇宙センター(Satish Dhawan Space CentreSDSC)から国産ロケットで22日午前6時20分(日本時間午前9時50分)に打ち上げられる予定。

 総額8000万ドル(約81億5000万円)の費用、2年の歳月をかけて、月面の鉱物や化学組成、地形などを詳細に調査する。重量1.3トンの探査機は立方体に近い形状で、インド国産の5つを含む11の観測機器を搭載している。(c)AFP