世界で6番目の宇宙旅行者、米ビデオゲーム界の「教祖」が出発
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【10月12日 AFP】世界で6番目の宇宙旅行者として、米国の伝説的なコンピューターゲーム開発者で富豪のリチャード・ギャリオット(Richard Garriott)氏が12日、ロシアの宇宙船ソユーズ(Soyuz)に乗って国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)へ向かった。
ギャリオット氏は米国の宇宙飛行士だったオーウェン・ギャリオット(Owen Garriott)氏の息子で、父に続いて宇宙に足を踏み入れる。
グリニッジ標準時12日午前7時1分(日本時間午後4時1分)、ギャリオット氏と、ロシアのユーリ・ロンチャコフ(Yuri Lonchakov)宇宙飛行士、米国のマイケル・フィンク(Michael Fincke)宇宙飛行士を乗せた「ソユーズTMA-13(Soyuz TMA-13)」が、カザフスタンのバイコーヌ宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた。
発射台から頭上の青空へとロケットが上昇すると、打ち上げを見守った数百人から歓声が沸き起こった。打ち上げの9分後に軌道に乗り、グリニッジ標準時14日午前8時33分(日本時間同日午後5時33分)にISSにドッキングする予定。
支払った宇宙旅行代金は3000万ドル(約30億円)を上回るというが、ビデオゲーム界の大物であるギャリオット氏は、今回の経験を生かせば費用は取り戻せると期待する。
父親のギャリオット飛行士は1973年に、米国初の宇宙ステーション計画「スカイラブ(Skylab)」で2か月間、宇宙に滞在した。親子2代で宇宙空間を体験するのは世界初。
ギャリオット氏ら3人は前日の11日に記者会見に臨み、ISS内で、免疫系に対する宇宙旅行の影響や、宇宙飛行士の睡眠傾向など、いくつかの実験を予定していることを明らかにした。
またフィンク飛行士は、グルジア紛争による米露間の緊張は乗員のチームワークに全く影響していないと話し、「宇宙に行けば政治が入り込む余地はありません。地球上の人々が協力すればどんなことが可能になるかを示すよい例になれるよう、最善を尽くします」と語った。(c)AFP/Benoit Finck
ギャリオット氏は米国の宇宙飛行士だったオーウェン・ギャリオット(Owen Garriott)氏の息子で、父に続いて宇宙に足を踏み入れる。
グリニッジ標準時12日午前7時1分(日本時間午後4時1分)、ギャリオット氏と、ロシアのユーリ・ロンチャコフ(Yuri Lonchakov)宇宙飛行士、米国のマイケル・フィンク(Michael Fincke)宇宙飛行士を乗せた「ソユーズTMA-13(Soyuz TMA-13)」が、カザフスタンのバイコーヌ宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から打ち上げられた。
発射台から頭上の青空へとロケットが上昇すると、打ち上げを見守った数百人から歓声が沸き起こった。打ち上げの9分後に軌道に乗り、グリニッジ標準時14日午前8時33分(日本時間同日午後5時33分)にISSにドッキングする予定。
支払った宇宙旅行代金は3000万ドル(約30億円)を上回るというが、ビデオゲーム界の大物であるギャリオット氏は、今回の経験を生かせば費用は取り戻せると期待する。
父親のギャリオット飛行士は1973年に、米国初の宇宙ステーション計画「スカイラブ(Skylab)」で2か月間、宇宙に滞在した。親子2代で宇宙空間を体験するのは世界初。
ギャリオット氏ら3人は前日の11日に記者会見に臨み、ISS内で、免疫系に対する宇宙旅行の影響や、宇宙飛行士の睡眠傾向など、いくつかの実験を予定していることを明らかにした。
またフィンク飛行士は、グルジア紛争による米露間の緊張は乗員のチームワークに全く影響していないと話し、「宇宙に行けば政治が入り込む余地はありません。地球上の人々が協力すればどんなことが可能になるかを示すよい例になれるよう、最善を尽くします」と語った。(c)AFP/Benoit Finck