【10月8日 AFP】写真は、星が活発に生成されている「RCW 108」と呼ばれる地域。米航空宇宙局(NASA)のチャンドラX線観測衛星(Chandra X-ray Observatory)とスピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)の写真を合成したもので、X線は青色、赤外線は赤とオレンジで示されている。

 400を超えるX線源が確認されているが、うち約90%は星団から発せられていると考えられる。

 RCW 108内の星の多くが、オリオン星雲など、星の生成地域に特有のフレア現象を示している。

 写真中央部の若い星から発せられるX線の大半は、ガスとちりによりブロックされている。

 写真中の一部のエリアでは、星がより活発に生成されている可能性があり、RCW 108内に星の生成がさらに活発なポケットがいくつも含まれていることを示唆している。

 科学者らは、この種の星の生成は、NGC 6193内にあるような明るくて大質量の星からの放射の影響を受けたものだと推測している。(c)AFP