【10月7日 AFP】欧州合同素粒子原子核研究機構(European Organisation for Nuclear ResearchCERN)は6日、トラブルを起こして停止中の世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron ColliderLHC)」について、故障の原因は人為的ミスによるものだとの見解を示した。

 CERNによると実験中に、長さ27キロのLFCをつなぐ1万個の接続のうち1個が過熱し、穴が開いたことが原因と見られ、大量のヘリウムがトンネル内に流出した。事故は9月19日に発生したが、実験の再開は2009年4月末ごろになる見通しだ。(c)AFP