【9月28日 AFP】(写真追加)25日に打ち上げられ、27日に中国初の宇宙遊泳を成功させた有人宇宙船「神舟7号(Shenzhou VII)」の乗組員3人が28日、帰還カプセルで中国の内モンゴル(Inner Mongolia)自治区に帰還した。

 着陸の数分後に技術者たちが自動車でカプセルに到着し、3人の飛行士がカプセルから出るのを手伝った。

 前日宇宙遊泳を行ったタク志剛(タクは「羽」の下におおとり、Zhai Zhigang)飛行士はテレビの取材に対し「中国を誇りに思う」と語った。3人の飛行士は医学的な検査を受けるためすぐにその場を後にした。

 国営新華社(Xinhua)通信は3人とも健康状態は良好だと伝えている。

 今回の飛行で、中国は米国、旧ソ連に続き世界で3番目に宇宙遊泳を成功させた国となった。中国は2010年までに無人宇宙船を2機、3人の宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船1機を打上げ、宇宙ステーションの建設に向けた作業を開始すると中国のメディアは伝えている。

 2003年に初めて宇宙飛行士を宇宙に送った中国は、2005年に2人の宇宙飛行士を乗せたミッションを成功させていた。(c)AFP