【9月19日 AFP】欧州合同素粒子原子核研究機構(European Organisation for Nuclear ResearchCERN)は18日、10日に稼働した世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」 が、電気的な障害のため17日に停止したと発表した。

 CERNによると、障害は超伝導磁石の冷却装置に影響を及ぼした。超電導磁石は、1周27キロの円形トンネル内で水素ビームを誘導するために用いられている。

 CERNの広報担当者はAFPに対し、「(LHCは)まだ試験運転中。非常に複雑な装置なので、停止するのは普通のこと」とし、18日中に再開する可能性が高いと述べた。(c)AFP